サイバーセキュリティに大局観を取り戻せ!ささみで「サイバー考古学」を話してきたよ。〜きっかけは!編
前回から1年以上も空いてしまいましたね。
イカンイカン、今年もちゃんとなんか書いていかねば。
ささみ勉強会で話してきたよ
先日ささみ勉強会に呼ばれてきました。 #ssmjp
テーマは「サイバー考古学 ~ザックリ学ぶインターネット、自由と闘争の歴史~」
(※ささみではツィートできないオフレコトークの時は寿司ネタを呟くという伝統に習って壁紙は寿司にしてみました。)
「アウトプットしないのは知的な便秘」をキーワードに発表の敷居を低く、毎月の聴講枠があっという間に埋まる素敵な勉強会です。
しかも先日、「connpass運営が選ぶこのコミュニティがすごい〜コミュニティマネージャーSummit2017」で出席率の高い、"毛利名人タイプ"に選ばれたすごい勉強会なのです。
発表に至るまでのあれこれ
そもそも普段はシステムコンサルをしており、セキュリティ専業でない私がなぜ大人気のささみセキュリティ回で発表することになったのか、ということを話しておきたい!
きっかけは、昨年SGR2016というイベントに行った時のことでした。
SGR2016 – Security Groups Roundtable, 2016.9.23 | Web Application Security Forum - WASForum
内閣官房情報セキュリティセンターの初代情報セキュリティ補佐官として山口英さんを偲ぶ追悼イベントでした。
その中で「大局観を取り戻す」というキーワードがありました。
サイバーセキュリティの現状は各分野の人がタコツボ化しており、今こそ横断的な情報交換ができる場を作ることがこのイベントの趣旨でした。
これに参加してから自分でも何かできることは何かないだろうか、とぼんやり考えていました。
中学生に捧ぐ「インターネット、自由と闘争の歴史」
ちょうど今年の1月から近所の中学生にプログラミングを教えて欲しい、という要望があり、”サイバー寺子屋”と銘打って何度か開催しています。
その子は漫画「王様達のヴァイキング」を読んでプログラミングに興味が湧いたということでした。
中学生に何から教えるのが良いのかFacebookでいろんな人に相談したところサイバーでキュリティ界隈の人からは「ダークサイドに落ちない」ように教えてあげるべき、という意見が多かったのです。
ならばサブカルチャーとハッカーへの尊敬と愛情を持って歴史を見てきた観測者として自分にできることは インターネットの"歴史"と"自由への強い意志"を、インストールしたいと考え、このスライドのラフ案を中学生に話をしました。
その話題を拾っていただいたのがささみメンバーの方で、あれよあれよという間に発表に漕ぎ着けました。
いろいろ調べて作っているうちに楽しくなってしまってあれもこれもと入れてしまったのですが、結局長すぎるが故に1/3の圧縮版になりましたw
次回は実際のスライドのごっそり落としてしまった部分の解説編を書いておきたいと思います。
つづく!