まとめて読んだ本と、雑誌「wired」の伝える未来感とその源流について。
4月に珍しく時間がとれたので9年ぶりにバリ島に行ってきた。
とはいえ今回は旅行の話ではなく、読書の話。
kindleの積ん読に溜まっていた本を旅行中に一気に読破してみました。
その数合計9冊。
漫画も入っているけど1ヶ月に2〜3冊ペースの読書量なので
なかなかのペースで読めたらのが嬉しい。
なにより情報ダイエットも兼ねて旅行中にメール,SNSに触れなかったのが一番の正解だったのかもしれない。
コンデナスト・ジャパン (2014-03-10)
21世紀の教科書と新しいタクシーサービス「Uber」の記事が面白い!
コンデナスト・ジャパン (2013-10-31)
企業するひとだってみんな最初からうまく行ってるわけじゃない、ってのがわかる。
前回の楽しい結婚式と一変して戦争が始まりました。
馬の描き方はやっぱり綺麗〜。
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人気を得るのではなく、話題の場を作るってことに一貫してるからこと続いてくんだね。
何をいっても批判が起こりにくいから素晴らしくキレがいい。
都会すぎない田舎に住む人の悲喜こもごもを物語に綴った傑作。
こじらせた人しか出てこないけど、共感しすぎて泣けます。
カウンターカルチャーの洗礼を受けたかと思えばLSDと禅にハマり、インドに行った、とか
”appleの” という肩書が付く前の破天荒な青年期が描かれます。
テルマエ・ロマエのヤマザキマリさんなのでとりあえず買い推奨銘柄。
上のうち、WIRED 11とスティーブ・ジョブズ特集、僕らの新国富論、漫画スティーブ・ジョブズを読んで
ふとあるつながりがあることに気が付いた。
それは「whole earth catalog」
スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学の演説で有名になった
「stay hungry ! stay foolish!」が最終号に刻まれた伝説的なアメリカの雑誌。
帰国して図書館で見つけたのがspectatorの特集「SEEK & FIND Whole Earth Catalog」
この特集は本当に面白くて、カウンターカルチャーから生まれたこの雑誌がたどってきた足跡、
そしてwhole earth catalogが語った未来がシリコンバレーを生む原動力になっていく流れなどが考察されている。
スティーブ・ジョブズはこの雑誌の大ファンだったし、雑誌wiredの初期ライターはwhole earth のライターだったとか。
何よりあまり語られることのない日本でのこの雑誌の受け入れられ方などが面白い!
日経ビジネスや日々のネットニュースだけじゃ、大局観は絶対に養えない。
シリコンバレーを作った人たちがどんな文化の中から生まれ、何を見て育ってきた
世代なのかを知りたい。
そんなことを感じている人はwhole earth catalogのアーカイブを読んで、
そしてその魂を受け継ぐ雑誌wiredを読んでみることをオススメします!
忘れてましてがコンディナスト社に移ってからのwired第1段の表紙がまさにwhole earth catalogの地球の写真でしたね。