勝手に俺的「このマンガがすごい2014!」を決めてみた
今年も年末になるとこれがすごかったみたいなランキングできてきますね。
毎年1番気になるのは「このマンガすごい!」
今年のビッグウェーブに乗ったのか?
みたいな自分への試金石としてチェックしたいとこですね。
男子編の「暗殺教室」はまさに天晴な感じ。
作者の頭のキレがハンパない感じがヒシヒシ伝わってくる。
ネウロは読んでなかったのにね。
でも今年は男子編だと、「七つの大罪」、「進撃の巨人」、
女子編は、「富士山さんは思春期」
くらいしかわからん!
というわけでもういっそ勝手私的このマンガがすごい2014をやりたいと思います。
2012年あたりから連載という新しいの限定にしてみました。
大賞
「アルスラーン戦記」(原作:田中芳樹/漫画:荒川弘)
光文社
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(マンガ版はまだのようなので小説版で)
ハガレンの荒川弘の最新作!
ライトノベルのはしりでもある角川スニーカー文庫で育った世代にはもはやおなじみですね。
百姓貴族や銀の匙でも同じに動物描写が得意な荒川作品だけあって
馬の描き方が芸術的!
そういえば銀の匙でも先祖を描いた番外編での相馬馬追も感動的だった。
キャラクターもヒトクセもフタクセもあるので掘り下げにも期待!
始まったばかりで月刊ペースなのでゆっくり今後の展開を待ちましょう。
入賞
「聲の形」(大今良時)
今年1番の問題作。
読み切りの時はtwitter界隈が辛すぎてざわつきが止まらなかった。
個人的にはマルドゥック・スクランブルのコミカライズ大今良時の絵が大好き!
攻殻ARISEの脚本家、冲方丁のイカれたキャラしかでてこない前作から
聾啞という重いテーマを週刊連載にしたってのが凄すぎる。
ちょい盛りで女性だったの知って2度ビックリ。
「王様達のヴァイキング」(さだやす)
ブラッディ・マンデイ以来の本格ハッカー漫画。
こういうのお待ちしておりました!
原案協力がPSYCHO-PASS「深見 真」なのでストーリー展開は間違いない!
WindowsのパッチをLinux上のエディタで書いちゃったり、時かけのガーネットの歌詞からスパコンでパスワード解いちゃったりと
ハッタリ要素も満載ですが、本格的なバトルシーンはまだこれからだと思うので期待が高まります!
どちらかというと主人公の是枝くんよりも坂井さんのほうが動きが読めなくてワクワクします。
佳作
マガジン・神様の言うとおり弐(原作:金城宗幸/ 作画:藤村緋二)
いわゆるバトルロワイヤルの舞台設定なんだけどキャラクター達が濃い!
殺人ゲームでふるいに掛けられながらも生きるのにみんな必死なんだけど言葉選びが秀逸なんだよね。
お気にいりは丑三。悲しく逞しい過去も明かされてさらにヤラれた!
「永遠に続く孤独を、受け入れる覚悟はとっくに出来ていた、つもりだった。」
「友達が欲しいと願い続けた俺の光は 六ちゃんが見つけてくれたんだ ありがとう 俺を暗闇から救い出してくれた」
弐っていうだけに壱があるみたいですがまだ未読です。
火線上のハテルマ(せきやてつじ)
一週間イチ熱い漫画バンビーナが終わってしまったので熱量の低い日々を送っていたところ、
せきやてつじ氏が凱旋!
しかも今度は国際舞台に展開するボディガードものだと!?
これはアツくならざるを得ないよね。
まだ序章にすぎないとこなのでこれからに期待!
極黒のブリュンヒルデ(岡本倫)
ともかく人がよく死ぬことでおなじみ岡本倫作品。
エルフィンリートよりはだいぶマシになってきたかと思いきや
ヴァルキュリアとか最凶最悪の魔女出てきてからの展開はなんだかデジャブ感が。
主人公が頭脳明晰だからなのかできる限りの平和な手段をとろうもがいている。
まだまだ伏線も広げてる段階なので回収されるまでゆっくり待ちましょう。
東京喰種(石田スイ)
集英社 (2012-02-17)
喰種(グール)という人間と見た目が変わらない食人種が社会に潜んで暮らしている世界。
憧れの女子が実は喰種で殺されそうになったところ、事故で逆に喰種を移植されてしまう。
半分人間、半分喰種になってそれぞれの世界で揺れ動くことになる姿が深く描かれてます。
最近、主人公が覚醒しすぎっててドラゴンボール展開になりつつある熱量がちょっとダウン気味。
それでもカフカの「変身」みたいに自分がある日昨日とは違う望まない自分になってしまったら?
ちょっと考えてしまうテーマですね。
ところで最近は吸血鬼、ゾンビ系って流行ってるの?
「囚人リク」(瀬口忍)
吹き溜まりの唯一の希望である警察のおじさんの殺害の冤罪をかけられて
刑務所「極楽島」に流されるところから物語は始まります。
真犯人の刑務所所長、鬼龍院に復習するために希望を捨てない姿に
仲間が増えていき、脱走を計画する、というのがあらすじ。
この主人公のリク、マンガの主人公なのになんの特殊能力もありません。
あるのはただまっすぐな折れない心。
刑務所の囚人リーダー佐々木レノマを始め少しづつリクを中心に希望を取り戻す姿は泣けてくる。
特別賞
実は私は(増田 英二)
これは珍しくギャグマンガです。
普通の主人公、黒峰 朝陽のまわりで展開するハイスピードな日常ギャグマンガ。
出てるく人は吸血鬼、福の神、宇宙人、狼男(女)、悪魔、未来人と
これまた変なキャラクターばっかり。
なんといっても1話の中にに詰め込まれるボケの量が異常!
ボケ/秒のスピードがスゴイので何も考えずに笑えて気が付くと終わってたりする。
今年はこんな感じでしょうか。
その他にもいっぱいあって選外は瞬きのソーニャ、くーねるまるた、ウォールマン、真・餓狼伝、バチバチ、監獄学園 、Eから弾きな、etcetc。
これが抜けてんじゃねーか!とかモノ申したいヒトはぜひオススメ作品教えてください!!!