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au未来研究所2014キックオフミートアップにいってきた

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前回からだいぶ空いてしまいました。

au未来研究所が雑誌WIREDとコラボしたイベントに行ってきたよ。
正式には
au未来研究所2014 KICK OFF MEETUP supported by WIRED」
【イヴェント】未来の生活から「スマホの次」を考える。au未来研究所2014キックオフミートアップ(終了しました) « WIRED.jp

[まえがき]

今回のお目当てはなんといっても「水口哲也」さん
wikipedia:水口哲也


有名なのはセガラリーからRez、Child of Edenなどゲームクリエイター
私にとってはなんといっても元気ロケッツのプロデューサとしての活躍が1番好きなところ。

その昔、水口哲也さんの講演を聞いた時の衝撃が忘れらない。

ASCII.jp:21世紀的な文化のうねりはこれから──元セガの水口哲也氏が講演 (1/2)

今も忘れずにいる言葉がある

「大切なことは、新しい視点の獲得は、新しい意識を生み、新しいクリエイティブを生むということ。」

iPhone待ち受けでおなじみ、ホールアースカタログで1番有名な地球の写真。
この写真こそ、人類が新しい視点を獲得した証であり、地球が1つであることを人類に再認識させたシンボルだ、と。
http://www.wholeearth.com/index.php


あれから6年、水口さんの話はとても思慮に富んでおり、我々が未来を描くためのひとつの道標になるものでした。

メモから起こしているので、あえて文章にしないで形で残しておきます。

[水口哲也さんの講演]

テーマは「Future Creation Design Future Wants

人がどう感動するか、そして言語を超えたことに感動するのかに興味がある。
キーワードとしての共感覚(シナスタシア)」

そしてイノベーションは人間の欲求であるWantsが生み出してきた。

マーシャル・マクルーハンの言葉を引用して

「すべてのメディアは人間の感覚と身体機能の延長線上に存在する」


そして

すべての身体機能の拡張にはかならず「Wants」がある。

われわれの世の中は何でできているのだろう?

→ この世の中は人間のウォンツが外在化したものでできている(完全な自然を除く)
  → 我々はその欲求を身体や感覚の延長線上に外在化してきた
   → イノベーションの実現にいたるヒントとして潜在的なwantsが必ず存在する。
     その裏側に隠されたhidden wants を探すことが21世紀を生きるクリエイターの役割である。
     

Wantsとは 「人間の欲求・本能その先にある夢すべてを含む」とのこと。

具体的な例として以下のものを挙げていました。

・パーソナライズの欲求 →本、音楽、電話(知を携帯したい)

インタラクティブの欲求→4K(より精細な解像度にしたい)、ソーシャルゲーム(いまのこの5分を暇つぶししたい)

・ソーシャル×創造の欲求→遠隔地でコーラスに参加したい
 http://www.ted.com/talks/eric_whitacre_a_virtual_choir_2_000_voices_strong?language=ja

自己実現の欲求 → 3Dプリンタ(今すぐ作りたい)


★ポイント:
ニーズからイノベーションは起こらない!
 だからマーケティングではイノベーションは起こらない。
 ニーズからみるとウォンツは水滴のようなものであるが、ベクトルを揃えることで強いパワーを持つ。

マズローの欲求ピラミッドを例にしてどこが重要なのか。

それはneedsとwantsの境目であり、それこそがbefore internetと after internet そのものである。

After Internetによる変化が、今まで思いつかなかったようなWantsが顕在化してくるようになった。


Wantsによるイノベーションの具体例

・CDからipodへの移行の際にウォンツ視点で何が起こったか
 → ex)あなたの生まれてから死ぬまでの音楽がアーカイブできる、プレイリストが友達とシェアできる
   
   
・ガムが売れなくなった話(15年ほど前にあった、本当の話)
 →ライバルは同じお菓子ではない、携帯電話だった。
  →気分転換したかったというwants
  ★人間のwantsは質的ものに固執しない(つまり、なんでも良かった)
  
  
  

wantsの化学反応の連鎖が起こった例

・AKBの総選挙にみるwants →会いたい、応援したい、祭りに加わりたい。

初音ミクの裏側 →作りたい、歌って欲しい、聞いて欲しい。

facebookのイイね →承認欲求がふきだした素晴らしい設計である。

・kickstarter → 人々のwantsの循環を作り出した。

・UBER →ちょっといい車に乗りたい。決済が楽。時間がわかる。

・シャオミ → コラボレーションしたい。自分の思い描いたスマホが欲しい。

最後に

「人間のウォンツは常にその先を探している。
 これからのデザイナーの仕事とはwants設計をする。
 形あるものないものを合わせて設計する。」


「デザインとは、ウォンツを実現できるHowの道筋を設計すること。その循環や化学反応を起こすこと。」


そのためクリエイターがすべきことは?

 wantsを因数分解する方法
  →自分に問いかけること、何度も何度も
   →やがてhidden wantsを実現できる未来が見えるのではないか

と締めくくられました。

Wantsに秘められたイノベーションへのエネルギーは、結局は自分の中にあるということ。

まるで宗教家の説法を聞いているように静かに深く胸に突き刺さる、不思議な体験でした。
  

[パネルディスカッション]

au未来研究所の研究員である3名
・wantedly の仲暁子さん
・批評家、アイドル「PIP」プロデューサ 濱野智史さん
・暦本研究室出身、『PossessedHand』開発者の玉城絵美さん

・『WIRED』日本版編集長の若杉恵さん
スマホの次を考えてディスカッションしていました。

テーマは「未来生活:テクノロジーはぼくらの人生をこう変える」

水口さんのWantsを引き合いに各人の興味あるところを掘り下げて意見を交わしていました。

詳細はガジェット通信の記事が詳しいです。

“スマホの次”への模索始まる 『au未来研究所』が2014年度活動のキックオフミーティング開催 – ガジェット通信
スマホの次”への模索始まる 『au未来研究所』が2014年度活動のキックオフミーティング開催 ...
スマホの次”への模索始まる 『au未来研究所』が2014年度活動のキックオフミーティング開催


ひとつだけ印象的だったのが、
濱野智史さん:
「みんな握手会好きですよね?議員がハグしたりするのも同じことですよ。
 スマホの次を考えるなら身体的接触にみる盛り上がりをもっと体験すべき!」

というながれで、パネラーさんと握手する機会ができたこと。

やっぱり握手しながら少しでも直接話すって機会はネット記事を何度読むより体験としての情報量が圧倒的に多い。
水口さんと直接お会いして、かなり興奮して話しこんでしまいました。
ありがとうございました!

[懇親会]

さすがauさん。
クリエイター系の人が集まる立食パーティっぽい雰囲気でいろいろな人と話をさせてもらいました。


WIREDの編集さんと話したところ、結構な少数精鋭で運営されてるようでした。、
普通の雑誌とは作り方が結構違うみたい。

WIREDさん、いつも楽しみに読ませていただいております。
いろいろ面白そうな情報も聞いたのですがオフレコということで。


出演者、出席者、ともにパワフルで溢れ出るアイデアのある方ばかりでとても面白いイベントでした。
何より自分が何をしていくべきか?そんなことを深く考えるいい機会になりました。

自分のWantsを大切に、深く掘り下げてみたら今よりもっと面白い未来が迎えられそうな気持ちになったよ!


ちなみに開催場所になったアーツ千代田3331 はすごーく素敵な空間でした。
3331 Arts Chiyoda:アーツ千代田 3331:3331 ARTS CYD


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